*投資は、自己責任原則というルールがあります。
*ご自身の理解に応じて、適切な投資を行ってください。
はじめに
ファンドラップとは、金融機関が提供する投資一任契約に基づく資産運用サービスのことで、投資家はファンドラップを使って自身の投資方針に基づき運用を行うことができます。ファンドラップには、初心者からベテランの投資家まで幅広く利用され、時間のない人や手間をかけずに投資を行いたい人にも適しています。この記事では、ファンドラップの特徴やメリット、それぞれの金融機関でのサービス内容など、ファンドラップに関する情報を詳しく解説していきます。
ファンドラップの特徴
運用のプロによる資産管理
ファンドラップの最大の特徴は、金融機関の投資のプロが投資家に代わって運用・管理を行ってくれる点です。これにより、投資家は自分で投資先の選定や売買の発注、ポートフォリオの管理などを行うことなく、資金を預けるだけで資産運用を行うことができます。
スムーズな運用のため、ファンドラップでは運用開始前に投資家のリスク許容度や投資目的などをヒアリングし、それに基づいた最適なポートフォリオを提案してくれます。また、運用開始後も定期的に運用状況を報告し、投資方針の見直しも行ってくれます。
分散投資によるリスクの低減
ファンドラップでは、複数の投資信託を組み合わせたポートフォリオを作成するため、自然と分散投資が行われます。分散投資により、投資家はリスクを軽減しながら運用ができるため、安定した資産形成が見込めます。
また、各金融機関では独自の運用戦略やアセットアロケーションを行っており、投資家は自身の投資方針に応じて選ぶことができます。最近では、ESG投資やインパクト投資など、社会課題解決を目指す投資信託も取り扱われるようになっており、投資家のニーズに合った運用が可能となっています。
ファンドラップのメリット
初心者でも利用しやすい
ファンドラップは、投資初心者でも利用しやすいというメリットがあります。運用のプロが投資家に代わって運用・管理を行うため、投資家は自分で投資先を選定したり売買を行う手間が省けます。また、投資信託を選ぶ際や運用方針を決める際など、専門的な知識が必要な場面でもアドバイスを受けることができます。
おまかせ運用となるため、初心者だけではなく時間を投資に使いたくない中級者や上級者にもメリットがあるでしょう。また、金融機関が提案してくれるポートフォリオは、投資家自身の許容リスクの範囲内で運用されるため、計画的に資産運用を行うことが可能となります。
金融機関別の特徴を活かした運用
ファンドラップは各金融機関で独自のサービス内容や特徴があり、運用成績も異なります。そのため、投資家は自分に合った金融機関を選ぶことで、より満足度の高い運用が行えるでしょう。例えば、手厚いサポートが受けられる金融機関や、独自の運用戦略を持つ金融機関など、投資家のニーズや好みに合わせて選べます。
ファンドラップを利用すると、各金融機関が提案するグローバルな投資機会や複数のアセットクラスに分散投資することができます。これにより、投資家は自分だけでは得られなかった投資チャンスやリスクの分散効果を享受できるでしょう。
金融機関別のファンドラップサービス
三井住友信託ファンドラップ
三井住友信託ファンドラップでは、株や債券などへの分散投資により世界経済の成長を取り込みつつ、オルタナティブ資産の組み入れにより安定的な運用を目指します。運用タイプには資産分散型と株式特化型があり、それぞれの運用コースからポートフォリオを構築します。また、お客さまのニーズに合わせてプラスアルファの機能を選択することもできます運用開始後も定期的な運用報告を行い、お客さまに安心して運用していただけるようサポートします。
三井住友信託ファンドラップの特徴は、徹底した分散投資により世界経済の成長を享受し、攻めと守りのバランスを追求している点です。また、運用コースやオプションからお客さまのニーズに応じた選択が可能なため、多様な投資家に対応できます。運用開始後の定期的な報告やサポートも充実しており、安心して運用が行えるでしょう。
りそなファンドラップ
りそなファンドラップおよびりそなファンドラップ(ウェルカムプラン)は、りそな銀行がお客さまと締結する投資一任契約が投資対象とする専用の投資信託で運用を行います。投資元本は保証されず、預金保険制度や投資者保護基金の対象ではありません。つまり、株価や金利の変動、発行体の信用状況の変化により損失が生じる可能性があります。
りそなファンドラップおよびりそなファンドラップ(ウェルカムプラン)には、直接的にご負担いただく費用と間接的にご負担いただく費用の2種類があります。直接的な費用としては、投資顧問報酬があり、固定報酬型と成功報酬併用型の2つの報酬タイプから選ぶことができます。間接的な費用としては、投資信託に係る信託報酬等がありますが、具体的な料率は運用状況により変動するため、事前に示すことはできません。
まとめ
この記事では、ファンドラップの特徴やメリット、各金融機関のファンドラップサービスについて解説しました。ファンドラップは運用のプロによる資産管理が受けられ、分散投資によるリスク低減が期待できるメリットがあります。また、初心者でも利用しやすく、自身の投資目的やリスク許容度に合った運用が行えます。各金融機関のファンドラップサービスを比較検討し、自分に適したサービスを利用して資産運用を行いましょう。
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