*投資は、自己責任原則というルールがあります。
*ご自身の理解に応じて、適切な投資を行ってください。
NISA制度とは?
NISA(ニーサ)とは、Nippon Individual Savings Account(日本個人投資口座)の略で、2014年からスタートした日本の投資制度です。
この制度は、国内株式や投資信託、外国株式などに投資することができる非課税制度で、一般NISAとつみたてNISAの2つの種類があります。
一般NISAは、年間に投資できる金額が120万円で、国内株や外国株式等にも投資できます。
一方、つみたてNISAは、年間投資額は40万円と少ないものの、長期投資に向いています。
またどちらのNISAでも、投資利益が非課税となるため、税金の負担が軽減されます。
新NISA制度の抜本拡充
新NISA制度の抜本拡充により、投資上限金額が拡大し、非課税期間が無期限化されました。
また、成長投資枠が新設され、生涯非課税限度額も拡大されました。
そのため、投資家はより多くの資金を非課税で運用することができます。
旧NISA | 新NISA | |
年間投資枠 | 一般120万・つみたて40万 | 成長枠240万・つみたて120万 |
非課税期間 | 一般5年・つみたて20年 | 無期限 |
非課税限度額 | 一般600万・つみたて800万 | 1800万(内成長枠1200万) |
ロールオーバー | 翌年分を利用して繰越可能 | なし |
ただし、2023年のNISA投資限度額を使って購入した商品は、2024年からの新しいNISAにおける最大非課税限度額には含まれないことに注意が必要です。
初心者でも分かりやすい投資術として、NISA制度を活用することをおすすめします。
NISAのメリット
まず、NISAのメリットは非課税制度であることです。
投資した利益が非課税となるため、税金の負担が軽減されます。
また、NISAは、投資家にとって手軽な投資方法であるとも言えます。NISA口座を開設することで、自分で株式や投資信託を選ぶことができます。
さらに、NISA制度は長期的な資産形成をサポートしてくれる点もメリットです。
そのため、つみたてNISAは最長20年間非課税となるため、長期的な資産運用を行いたい方には適した制度と言えるでしょう。
NISAのデメリット
一方、NISAのデメリットとしては、投資にはリスクがあることです。
投資先の選択によっては損失が出る可能性があります。
また、NISAには投資期間が設定されており、期間内に解約すると違約金が発生する場合があります。
さらに、NISAには投資金額の上限が設定されているため、大きな利益を得ることができない場合があります。
そのため、投資金額や期間に注意が必要です。
つみたてNISAのメリットとデメリット
メリット
つみたてNISAのメリットは、投資にかかるコストが低いことです。
販売手数料が無料であるだけでなく、運用管理費用に上限が設けられています。
例えば指数型投資信託の場合、国内のみに投資するものは運用管理費用は年0.5%以下です。また、海外に投資するものは年0.75%以下に、アクティブ型投資信託の場合、国内資産のみに投資するものは年1%以下、海外資産に投資するものは年1.5%以下と定められています。
さらに、つみたてNISAでは少額から投資ができるため、初心者にも手軽に始められます。
定期的に積み立てを行うことで、継続的な資産形成が可能となります。
デメリット
デメリットは、分配金を再投資した場合でも非課税枠を使ったとされる点です。
例えば、毎月の積立額を非課税投資枠の年間40万円ぎりぎりいっぱいで設定した場合、積立の途中で分配金を得たことで、その年の最終積立月である12月には年間40万円の枠を超えてしまい、積立投資ができなくなるケースもあり得ます。
また、つみたてNISAでは20年間の非課税期間が終了した後に新たな非課税枠に移す「ロールオーバー」は認められていません。
これにより、非課税期間が終了した後の資産運用には注意が必要です。
初心者におすすめの投資術
初心者におすすめの投資術として、まずはNISA制度を活用することが挙げられます。
NISA制度を利用すれば、投資利益が非課税となり、税金の負担が軽減されます。また、少額から始められるつみたてNISAは、初心者にとって手軽な投資方法と言えるでしょう。
さらに、投資信託を利用することも初心者にはおすすめです。
投資信託は、プロが資産を運用するため、自分で株式の選択を行う必要がありません。
また、分散投資が容易であり、リスクを抑えることができます。
まとめ
NISA制度は、投資家にとって魅力的な制度です。また初心者でも分かりやすい投資術として活用することができます。
NISAのメリットは、非課税制度であることや、手軽な投資方法であることです。
一方、デメリットとしては、リスクがあることや、投資金額や期間に限りがあること。
初心者が投資を始める際には、リスクを理解した上で投資を行うことが重要です。
また、投資信託を利用することで、初心者でも安心して資産運用を行うことができます。
これから投資を始める方は、ぜひNISA制度を活用し、長期的な資産形成を目指しましょう。
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