こんにちは!元証券マンの教室 です。
今回は、【参考指標】についてです。
ニュースでよく見る日経平均って何?
市場全体の良し悪しが知りたい!
勘違いされやすいテーマなので学んでいきましょう!
- 日経平均とは?
- 売買に参考にできる指数が知りたい!
これから初めて投資をする方は、是非みていってください👍
「ここの内容は大丈夫!」と言う方は、飛ばして次へ進んでください!
*投資は、自己責任原則というルールがあります。
*ご自身の理解に応じて、適切な投資を行ってください。
参考指標とは
流れとして、以下の順番になります。
- 日経平均株価
- TOPIX
それでは順番に見ていきましょう👍
日経平均株価
ニュースでよく見る日経平均って何ですか?
相場を把握するのに大切な指標です!
日経平均株価とは、日本経済新聞社が選定した株の指標になります。
選定される株式は、東証プライム市場に上場している会社のみで、225社採用されます。
そのため、日経225とも呼ばれます。
選定基準は、大きく2つあります。
- 流動性が高い
- 業種のバランス
採用されている銘柄は、有名な企業ばかりですが、株価は様々です。
そのため日経平均株価の値動きは、値がさ株(株価の高い株)の影響が受けやすくなっています。
また、採用されている銘柄の影響度を、寄与度という形で発表されています。
値がさ株で有名な、ファーストリテイリング(9983)は、約10%の寄与度があることも…。
また採用されている225社は固定ではなく、定期的な見直しがあります。
TOPIX
他にも参考になる指標はありますか?
代表的なものにTOPIXがあります!
TOPIXは、東証株価指数と呼ばれており、2022年4月以前に東証一部に属していた全ての銘柄の平均指数になります。
日経平均株価と比べると、採用銘柄数が多いため、より市場の動きを把握しやすいと言われております。
ただ、日経平均株価が値がさ株の影響があったのに対して、TOPIXは時価総額の大きい株の影響が大きくなります。
結局のところ、どちらも大切です。
ただ私の場合は、TOPIXの方が市場の動きを掴みやすく、参考に見ることが多かったです。
指標が上がれば、市場は良いってことですか?
必ずではありませんが、参考にする程度なら問題ありません!
海外の参考指標
海外にも参考指標はあるの?
いくつかあります!
米国
米国の参考指標は、代表的なもので以下の3つあります。
- S&P500
- NASDAQ
- NYダウ
S&P500は、S&P社がニューヨーク取引所やNASDAQに上場している銘柄の中から、500銘柄を採用している指標になります。
米国市場を把握するのに、うってつけです。
NASDAQは名前の通り、NASDAQに上場している全銘柄を採用している指標です。
NASDAQは、比較的ハイテク関連が多いため、ハイテク業界の動きを把握するのに適しています。
NYダウは、ダウ・ジョーンズ社が各業界30銘柄を採用している指標です。
採用銘柄数は少ないものの、市場全体を把握しやすい指標になります。
中国
中国の代表的な参考指標は、以下の2つがあります。
- 上海総合指数
- 香港ハンセン指数
上海総合指数は、上海証券取引所に上場するA株とB株全ての銘柄の平均指数です。
中国本土市場の、全体の動きを掴むのに適しています。
香港ハンセン指数は、香港証券取引所に上場する銘柄のうち、時価総額が大きい大手企業を中心に採用されている指数です。
採用数は多くありませんが、採用銘柄だけで香港証券取引所の約70%を占めるそうです。
まとめ
- 日本の参考指標は、日経平均株価とTOPIX
- 海外にも代表する参考指標がある
今回は、【参考指標】について説明していきました。
上記の2点について、理解いただけたらこの回は問題なしです!
次回は、【チャート】について説明していきます。
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