こんにちは!元証券マンの教室 です。
今回は、【新発債・既発債】についてです。
債券も株みたいに買えるの?
既発債ってなに?
今回は満期まで保有する場合で解説するよ!
- 新発債と既発債について
- 既発債のメリット・デメリット
これから初めて投資をする方は、是非みていってください👍
「ここの内容は大丈夫!」と言う方は、飛ばして次へ進んでください!
*投資は、自己責任原則というルールがあります。
*ご自身の理解に応じて、適切な投資を行ってください。
新発債・既発債とは
新発債とは、新しく発行される債券のことです。
新しく始まる商品のため、誰が買っても同じ価格になります。
既発債とは、すでに市場に出回っている債券のことです。
株式と同様に、日々価格が変動しているため、買うタイミングによって価格が異なります。
新品か中古ってことですね!
どちらも良し悪しがあります!
新発債・既発債のメリット・デメリット
新発債 | 既発債 | |
---|---|---|
単価 | みんな同じ | 買う日によって異なる |
利益・損失 | 利率のみ(クーポン債の場合) | 単価の上下による |
では順番に紹介していきます👍
単価の違い
まず1番大きな違いは、債券単価によるものがあります。
(クーポン債の場合で解説していきます)
新発債の場合、額面100円に対して単価100円で発行されます。
つまり、100万円で買えば、満期時に100万円で元本が戻ることを意味します。
既発債の場合、単価は日々上下しています。
そのため…
額面100円に対して、単価101円なら→満期時に単価100円になるため損
額面100円に対して、単価99円なら→満期時に単価100円になるため得
という考え方になります。
- 額面より単価が高い…オーバーパー
- 額面より単価が低い…アンダーパー
利益・損失の違い
アンダーパーのものを買えば利益になるの?
基本的にはなります!
新発債では、決められた利率を利益と考え、単価での損益は取りません。
(クーポン債の場合)
単価の違いで説明したように、既発債は買うタイミングによって単価が変わります。
既発債では、利率での利益に加え、アンダーパーであれば単価での差益を取ることができます。
外国債券の場合は、為替による損益も加わります。
米ドル建て債券の場合、満期時に米ドルで受け取れば、アンダーパーでも利益になります。
しかし単価での利益以上に、円高になっていると満期時にトータル損になることもあります。
その反対に、円安になっていれば利益になることもありますので、一概にも悪いとは言えません。
利益の可能性を高めれば、リスクの可能性も高めることになると理解しておきましょう。
まとめ
- 新発債は新品、既発債は中古のようなイメージ
- 既発債は、単価でも利益を取ることができる
今回は、【新発債・既発債】について説明していきました。
上記について、理解いただけたらこの回は問題なしです!
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