【#3】額面金額・発行価格

3時間目 債券

こんにちは!元証券マンの教室 です。

今回は、【額面金額・発行価格】についてです。

Aさん
Aさん

債券の最低金額は?

Bさん
Bさん

安く買うことはできないの?

元証券マン
元証券マン

債券も商品によって値段が変わります!

  • 債券の最低売買金額について
  • 額面金額・発行価格とは?

これから初めて投資をする方は、是非みていってください👍

「ここの内容は大丈夫!」と言う方は、飛ばして次へ進んでください!

*投資は、自己責任原則というルールがあります。

*ご自身の理解に応じて、適切な投資を行ってください。

額面金額・発行価格

債券の値段は、額面金額発行価格によって決まります。

額面金額

額面金額とは、満期時(償還時)に支払われる値段のことを指します。

基本的に、額面は100円で表されることが多いです。

発行価格

また発行価格(単価)は、購入時に額面金額に対して支払う値段のことを指します。

使い方としては、額面100円に対して発行価格100円のように表記されます。

 

額面は発行時に決まり、満期まで固定です。

逆に発行価格は、満期までの間に常に上下します。

額面に対して発行価格が下の場合をアンダーパー発行価格が上の場合をオーバーパーと呼びます。

Aさん
Aさん

ややこしいですね…。

元証券マン
元証券マン

例を挙げて説明します!

アンダーパーの場合

  • 額面金額 100円
  • 発行価格 95円
  • 買付単位 100万円

上記の場合、1口100万円ですが、発行価格が95円です。

そのため95万円で買い付けることになります。

 

また、満期時には100万円で支払われるため、利金以外にも利益を取ることができます。

オーバーパーの場合

  • 額面金額 100円
  • 発行価格 105円
  • 買付単位 100万円

上記の場合、1口100万円ですが、発行価格が105円です。

そのため105万円で買い付けることになります。

 

つまり、満期時には100万円で支払われるため、満期まで保有すると損をすることになります。

売却時の額面金額・発行価格の関係性

株式や投資信託同様に、債券も途中売却が可能です。

ただし、満期までは常に単価が上下しています。

そのため、買付時よりもアンダーパーの時に売却をすると、損をすることがあります。

 

その反対に、オーバーパーの時に売却をすれば、利益になることもあります。

 

ただし債券で得られる値上がり益は、あまり大きくは期待できません。

Bさん
Bさん

買うときと売るときの価格も大事ですね!

元証券マン
元証券マン

価格と利率を含めて利回り表記されるよ!

商品ごとの特性を理解し、それに合わせた運用をすることが大切

まとめ

  • 額面金額は、満期時の値段
  • 発行価格は、取引するときの値段

 

今回は、【額面金額・発行価格】について説明していきました。

上記について、理解いただけたらこの回は問題なしです!


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