こんにちは。元証券マンの教室 です。
第3回目は、【金融商品って?〜後編〜】についてお伝えしていきます!
銀行で投資を勧められた
預金以外でリスクの低い商品はないの?
今回の後編で他の商品の特徴を紹介します!
- 銀行で勧められる商品は何?
- 預金よりもリターンが取れるリスクの低い商品はないの?
こんな方は、是非みてください👍
*投資は、自己責任原則というルールがあります。
*ご自身の理解に応じて、適切な投資を行ってください。
金融商品って?
大きく分けて6つあります。
- 預金
- 保険
- 株式
- 投資信託
- 債券
- 商品(コモディティ)
金融商品は、主に銀行や保険会社、証券会社が販売している商品のことを指します。
それぞれ仕組みやリスクが異なり、どれが正解と言うものもありません。
後編では、投資信託・債券・商品について紹介していきます。
預金・保険・株式の金融商品について知りたい方は、前編をご覧ください。
投資信託
投資信託は、いろんな商品を組み入れたパック型投資商品です。
また、投資信託はファンドとも呼ばれています。
投資信託には、運用スタイルによって2つの種類があります。
- インデックス型(パッシブ型)
- アクティブ型
インデックス型
インデックス型は、特定の指標を参考にし、指標の動きと連動するように運用されるスタイルです。
ETF(上場投資信託)やETN(上場投資証券)などが該当します。
アクティブ型
また、アクティブ型は、指数を上回る運用を目指すスタイルです。
指数以上を目指すため、皆さんの資金を代わりに運用するファンドマネージャーという人がいます。
そのため、インデックス型に比べるとコスト(費用)がかかります。
投資信託のメリットとして、1つの商品でリスク分散ができていることや、テーマやジャンルで買うことができることが挙げられます。
例えば、インデックス型では日経平均に連動した投資信託があります。
日経平均は225社からなるので、株式に比べると色々入っていることになります。
また、IT系の投資信託や、米国だけの投資信託などいった商品があり、個別の株式を探すよりも大きい枠で買うことができます。
ただ投資信託には、コストが高いことや、分配金による元本割れのリスクがあるなどのデメリットがあります。
株式と違い、皆さんと市場との間にファンドが入ります。
そのため、購入手数料の他に、信託報酬や信託財産留保額といったコストがかかります。
また、株式のように持っているだけで支払われる分配金というものがあります。
ただ、支払われた分配金が全て利益扱いになるわけではないので、場合によっては元本払い戻しになっていることもあります。
初心者向けに感じるけど、その分費用は高いんですね
投資信託は約6000本あるとも言われているよ
債券
債券は、国や企業がお金を借りるために発行する有価証券のことを言います。
株式と似ていますが、発行時に満期(償還日)が決められているところが違います。
また、満期までの間に支払われる利息も、発行時に決まられていることが多いです。
債券の種類としては、新しく発行される新発債と、既に発行されている既発債があります。
また、利息の出ないゼロクーポン債や海外の国や企業が発行する外国債などもあります。
債券のメリット
債券のメリットは、満期まで保有できれば元本は戻ってくることや、安定したリターンが期待できることが挙げられます。
ここで注意ですが、保有できればなので、元本保証ではありません❗️
株式同様に、発行体がいるので、満期までに破綻などいったことにならなければ、元本は戻ってきます。
また、投資金額に応じて受け取る利息は決まるので、自身の希望リターンに合わせて買うことができます。
債券のデメリット
リスクの低い債券ですが、満期前に売却すると元本割れの可能性があることや、満期を迎えても為替によって損を被る場合があることがあります。
債券には、額面単価があり、満期までの間は日々上下しています。
そのため、額面割れのタイミングで売却してしまうと、元本割れの可能性があります。
また外国債では、ドルやユーロといった通貨で買い付けをするため、満期時に円高で換金してしまうと為替差損を被ります。
預金の定期に仕組みが似ていますね
ただ、元本保証ではないことだけは理解しておこう
商品(コモディティ)
コモディティとは、金や石油、穀物といったものに投資します。
投資信託で紹介した、ETFで取引されることが多いです。
投資の世界では、『有事の金』と言われ、世の中によくない事があると金が買われることがあります。
コモディティのメリットとしては、リスクヘッジになることや、現物として買わずに保有できることが挙げられます。
金や原油などは、世界共通の商品であり、数が有限です。
そのため希少になる場合こそ、価値が高くつきやすくなります。
特に戦争などが起こると、金の値段が高くなり、リスク分散することができます。
また、金や原油などを現物資産として買うと、とてもじゃありませんが重くたくさん買う事ができないですよね。
ですが金をETFなどで買っておけば、値動きは同じように動くので辛い思いをせずに金や原油に投資することができます。
ただ、デメリットとしては、値動きが激しいことや、コモディティだけでの投資が難しいことがあります。
資産が有限であるが故に、希少性がものすごく高く、値動きが激しくなってしまいます。
また、値動きの激しさや取引方法によっては、コモディティだけの運用は、なかなか難しくなります。
コモディティって初めて聞いた
リスク分散ができる面ではいいよね
特に有事の際には注目してみるといいよ
まとめ
・投資信託は、パック型でテーマやジャンル別に買うこともできる
・債券は、リスクは低いものの元本保証ではない
・コモディティは、値動きが激しく、特に有事の際は気をつける必要がある
今回は、【金融商品って?〜後編〜】について紹介してきました。
他にもFXや仮想通貨などもありますが、代表する6つの金融商品は理解することができたでしょうか?
次回は、【投資の始め方】について紹介していきます!
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