こんにちは。元証券マンの教室 です。
第2回目は、【金融商品って?〜前編〜】についてお伝えしていきます!
預金との違いは分かったけど、投資って何を買うの?
株は知っているけど、怖いイメージがある
投資には種類があり、良し悪しがそれぞれあります
- じゃあ投資って言うけど何を買うの?
- 株以外ってなんかあるの?
こんなイメージの方は、是非みてください👍
*投資は、自己責任原則というルールがあります。
*ご自身の理解に応じて、適切な投資を行ってください。
金融商品って?
金融商品は、大きく分けて6つあります。
- 預金
- 保険
- 株式
- 投資信託
- 債券
- 商品(コモディティ)
金融商品は、主に銀行や保険会社、証券会社が販売している商品のことを指します。
それぞれ仕組みやリスクが異なり、どれが正解と言うものもありません。
前編では、預金・保険・株式について紹介していきます。
残りの投資信託、債券、商品は後編で紹介していきます。
預金
預金は、金融商品の中でもリスクの低い商品になります。
預金にも種類があり、普通預金以外では『定期預金』や『外貨預金』があります。
定期預金は、一定の期間にまとめて預けることで、普通預金よりも高い利率を得ることができます。
『1年満期で年0.1%』のように表示されており、その期間預けることができかどうかでリスクを判断していきます。
また、外貨預金は、通貨を円以外で行うことで、リスク分散や円安によるリターンを得ることができます。
ただ、換金時に円高の場合、為替による損を受けることになります。
預金はローリスクの投資になるんですね
その分リターンも小さくなっています
保険
保険も、預金と同じくらいご存知だと思います。
国や地方が行う公的保険と、民間が行う個人保険があり、個人保険の中でも以下の3つがあります。
- 生命保険
- 損害保険
- 第3の保険
1つ目の生命保険は、人の命などの保証する保険で、終身保険や養老保険が該当します。
2つ目の損害保険は、災害や事故などによる損害を保証する保険で、火災保険や自動車保険が該当します。
3つ目の第3の保険は、生命保険や損害保険に当てはまらない保険のことで、医療保険やがん保険が該当します。
保険による資産運用は、掛金に対して解約返戻金や満期保険金が多く受け取れるかが大事になります。
そのため、掛け捨ての保険では資産運用は難しいです。
また、保険にも外貨建ての商品が存在し、為替による利益を生み出すこともできます。
ただ、保険にも損を被ることもあります。
中途解約より、掛金よりも解約返戻金が少ない場合や、外貨建て保険では、円高による為替差損が発生することがあります。
保険で投資をすることも可能なんですね
可能ですが、目的に合わせて活用しましょう
株式
株式は、企業が資金調達のために発行している証書のことです。
簡単に言えば、『企業がお金を貸してもらうために、会社ごとに発行するもの』です。
今では電子化されていますが、昔は株券と言われていたものです。
株式は以下の2つの方法で運用していきます。
- 値上がり益(キャピタルゲイン)
- 配当益(インカムゲイン)
値上がり益は、買った値段より売った値段が高ければ、その差額が利益になる方法です。
また配当益は、株主に対して会社が出す配当金で利益を取る方法です。
この配当金に関しては、全ての会社が出しているわけではないので注意しましょう。
日本の株式のみ、株主優待という制度があります。
株主に対して、自社製品や割引券などを交付する制度があります。
お金ではないですが、買った値段と売った値段が同じであれば、株主優待でもらった分だけ利益として考えることもできます。
ただ、配当金と同様に、全ての会社が行っているわけではないので注意しましょう。
デメリットですが、1番は投資資金が0円になる可能性があることです。
預金や保険と違い、元金が常に上下し続けます。
リターンを望めば、それだけリスクを負う必要があると言うことです。
また、配当や株主優待は減額や廃止される可能性があります。
そのため、株式を買った後も見直し続けることが大切です。
急にリスクが上がりましたね
売買で利益を取る以外にも方法があるんですね
今回は、『株式ってそういう商品なんだ』くらいの認識でOKです
まとめ
・金融商品は、大きく分けて6つある
・預金は、定期預金や外貨預金があり、リスクもある
・保険は、生命保険や損害保険があり、掛金に対してどれだけの返戻金や保険金があるかが大事になる
・株式は、会社が発行しているもので、0円になるリスクがあり、ハイリスク商品である
今回は、【金融商品って?〜前半〜】について説明していきました。
「預金だから安全」「保険会社さんは損しない」「この会社なら大丈夫」などとお客様より言われたことがあります。
あくまでも、投資に安全・安心は絶対にありません!
騙されないためにも、まずは正しい知識を身につけて自分を守れるようにしていきましょう!
次回は、【金融商品って?〜後編〜】をお伝えしていきます。
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